まとめ髪アップヘア
まとめ髪・アップヘア
古墳→飛鳥→奈良→平安→鎌倉→室町→桃山→江戸→明治→大正→昭和→平成 古代は垂れ髪が大半であったが、はにわなどに江戸時代のスタイルに類するデザインがあります。 1700年代(江戸時代)床山(昔の髪結い)が、彼女(芸者)の頭を遊び半分で結ったら、それが仲間の間で話題となりそれが商売につながったといわれています。 明治時代あたりから、西洋文化の輸入によって髪型も西洋文化と日本文化が合流し、
・行方不明・・・毛先がどこにあるかわからないアップヘアースタイル
・二百三高地・・・全体に大きく、高さがあるアップヘアースタイル
・ワンロール・・・ネープ部分を巻いたロール風アップヘアースタイル
などが生まれ、未婚・既婚で髪型も限定されました。
過去20年髪型の流れ
- 一束アップ(ボリューム有り)
- ネープシニヨン
- 一束アップ(ボリューム無し)毛先は散らす
- 60~70年代のスタイルを取り入れたデザイン
- 大正ロマン風のデザイン
- シャギー、ミディアムの長さが多く7~8割は夜会、又はツイストアップ(全体に小さめ)毛先は遊ばせて、ワックス・ムース・ジェルなどで仕上げ。(ストリート系・コンサバ系など)
- セレブ系デザイン。当サロンでのご提案。品があり、派手でなく地味でもなく、控えめな感じ。
- ハーフアップ・ルーズアップ
今のデザインの割合
-
ドレス、スーツ(結婚式、パーティー)
- セレブ風ルーズアップ 40%
ハーフアップ 40%
ヘップバーン風夜会 20% -
着物、20代~30代(結婚式、パーティー)
- タイトで奥行きがある、毛先ちらしアップ 50%
夜会 30%
シニヨン 20% -
着物、30代~(結婚式、観劇、会食、お茶会など)
- 下夜会 50%
夜会 30%
シニヨン 20%
着物のまとめ髪とアップヘアー
着物のまとめ髪、アップヘアの場合、ボリュームが全体になければヘアーが着物のボリュームに負けてしまいます。しかし、数年前から小さ目のデザインを好むお客様が多いのです。セットの仕上げ法も
「セット→ブロー→スタイリング」 に変り
「カーラー巻き+ドライヤー→ホットカーラー→巻き無し」 に変化しています。
ファッションとまとめがみ髪・アップヘアはお客様の要求・職業・目的・場所などによって生み出されてきます。又私たちが提案、作り出していく必要があるとも思われます。時代により、洋服・和服にマッチしないときも中にはあります。
まとめ髪・アップヘアが必要とされる行事・仕事
年中行事でのまとめ髪・アップヘアーが必要な時
- 正月(初詣)
- お宮参り
- 成人式
- 初釜(お茶会はじめ)
- 入学式、卒業式
- 13参り(4月13日に菩薩様への知恵、健康祈願)
- 結婚式
- 七五三
- 踊りの会、小唄の会
- 叙勲(国家が勲功あるものを賞する)
- クリスマス、パーティー等
仕事でのまとめ髪・アップヘアーが必要な方々
- ホステス
- 芸者
- コンパニオン
- お茶、作法などの先生
- 踊りなどの先生
- テレビ、ファッション誌等の撮影(モデル、芸能人)